ごみ屋敷の問題は、単にゴミを片付ければよいという問題ではなく、住んでいる方の健康や生活、近隣への迷惑や環境にも関わる問題です。
それでは、各ケース毎の対策を確認しましょう!
1. 自宅が「ごみ屋敷」の場合
最も大切なのは、ひとりで悩まず、外部の支援を求めることです。
専門機関への相談と支援の活用
- 自治体の福祉担当窓口や総合相談窓口: 「ごみ屋敷」は、認知症や精神的な疾患、経済的な困窮、孤立など、さまざまな福祉的な問題が背景にあり、多くの自治体で福祉的な視点から支援(保健師やケースワーカーによる訪問・見守り、生活支援サービスの紹介、成年後見制度の手続きなど)を行っています。
当社でも承りますのでお気軽にお尋ね下さい! - 専門の清掃業者(片付け業者): 自力での片付けが難しい場合は、ごみ屋敷の清掃や特殊清掃を
おこなう業者に依頼することです。
見積もりを取る際は、複数の業者を比較して作業内容や費用をしっかり確認しましょう。
業者によっては、優しい言葉や態度で受注して高額な費用を請求するケースなど、トラブルも多く
十分に注意が必要です。
当社でも、取扱物件で、とんでもない請求額を提示されたことがありました。
心配の方は当社までお尋ね頂ければ対応致します! - 賃貸物件の場合: 大家さんや管理会社に相談し、清掃等の協力を仰ぎましょう。
当社でも対応しておりますのでお気軽にお尋ね下さい!
自力で片付ける場合のポイント
- 安全の確保: 大量のゴミの中には、ガラスの破片や鋭利なものもあり、カビや害虫など危険なものも含まれますので、必ずマスクや手袋を着用して窓を開けて換気を行ってください。
- 動線の確保: 玄関から作業を始め、搬出路を確保するとスムーズに進められます。
- 仕分けの徹底: 「燃えるゴミ」「不燃ゴミ」「資源ゴミ」など、「残すもの」と「捨てるもの」を
明確に分けましょう。
迷うものは一旦「保留」にして、確実に捨てられるものから処分しましょう。
2. ごみ屋敷の「近隣の方や親族」である場合
ごみ屋敷の住人と直接交渉するのはトラブルになる可能せも有り、公的な機関を通して対応することをおすすめします。
相談先
- 自治体の窓口: ごみ屋敷の問題に対応する専門部署や条例を設けている自治体も増えています。
近隣の生活環境の保全に関わる問題として、まず役所(自治体)の生活環境課や福祉担当窓口に
相談してください。
自治体は、状況に応じて調査を行い、住人に対し指導・支援をしたり、悪質な場合は、行政代執行(強制撤去)を行うこともあります(ただし強制執行は最終手段です)。 - 賃貸物件の場合: 大家さんや管理会社に連絡して対応を求めましょう。
- 火災の危険がある場合: ゴミが建物の外にまで溢れていて、放火などの懸念がある場合は、消防署に相談してください。
- 緊急性の高いトラブルがある場合: 近隣住民とのトラブルや、犯罪の恐れなどがある場合は、警察に相談します。
親族としてできること
住人と信頼関係がある場合は、福祉的な支援に繋げられるよう、優しく寄り添いながら片付けや生活
の改善をすすめましょう。
自治体の福祉担当窓口に同伴したり、情報を提供したり、支援サービスの導入を進めましょう。
ごみ屋敷の問題は、片付けが一時的に解決しても、根本的な問題を解決しないと再発する可能性が高いので専門家と連携して継続的な支援しましょう。
困ったときには、当社までご連絡下さい。
対応方法などを、ケース毎のアドバイス致します。

