残置物処理についても幾つかのポイントがあります。
各ポイントを確認していきましょう!
1. 所有権の確認が重要
空き家にある残置物は、そこに住んでいた所有者(故人や元住人)の所有物です。
勝手に処分をしてしまうと、不法行為や損害賠償に発展する可能性があります。
特に相続した家の場合、相続人全員の同意を得てから処分を進めましょう。
賃貸物件では、前の住人や連帯保証人に連絡を取り、処分許可を必ず得てください。
2. 貴重品の慎重な探索
一見ゴミに見えるものの中には、現金、通帳、土地の権利書、遺言書などの貴重品や重要書類が紛れている可能性があります。
処分を始める前に、時間をかけて仕分け・分別を行いましょう。
可能であれば、複数人で確認すると見落としを防げます。
3. 適切な処分方法の選択
処分方法は自力ですベ手処分する方法と専門業者へ依頼する方法があります。
それぞれにメリットとデメリットがあります。
自力で処分する場合
- メリット: 費用を安く抑えられます。
- 注意点:
- 自治体ごとにゴミの分別ルールや粗大ごみの回収方法が異なります。
事前に必ず確認が必要です。 - テレビ、冷蔵庫、洗濯機、エアコンは家電リサイクル法の対象です。
自治体では回収できないため、家電量販店などに引き取ってもらう必要があります。 - 大型家具などは、運搬の手間や労力がかかります。
- 自治体ごとにゴミの分別ルールや粗大ごみの回収方法が異なります。
業者に依頼する場合
- メリット: 一括で作業を任せられ、時間と手間を大幅に削減できます。
- 注意点:
- 費用が高額になることがあります。
部屋の広さや残置物の量によって費用は変わります。
複数業者から相見積りを取って、料金やサービスを比較しましょう。
見積り内容に追加料金が含まれていないか、事前確認をしましょう。 - その業者が一般廃棄物収集運搬業などの許可を持っているか確認が必要です。
無許可業者に頼むと、不法投棄などのトラブルに巻き込まれることがあります。 - 遺品整理業者は、貴重品の探索や遺品の扱いに慣れています。
相続した空き家の場合に適しています。
複数業者から相見積りを取って、料金やサービスを比較しましょう。
- 費用が高額になることがあります。
4. 放置によるリスク
残置物を放置しておくと、様々な問題が起こる可能性があります。
なるべく、早目に計画的にすすめるようにしましょう
- 売却が困難に: 買い手にとって不要なものを処分する手間が発生するため、売却が難しくなったり、価格が下がったりする可能性があります。
- 衛生問題: 害虫や悪臭が発生し、近隣住民とのトラブルに発展することもあります。
空き家の活用や売却をスムーズに進めるためにも、計画的に残置物処理を進めることが重要です。
残置物処理について困ったら、事績と経験豊富な当社までご相談ください。

